こんにちは。テンです。
本日は猫についてお話ししようと思います。これから動物を飼いたいと思う方や迎い入れた方、動物について学びたい方に1つの知識として覚えて頂けたらと思います。
歴史
猫の家畜化は持続的に行われていたが猫が飼い馴らされたのは約9500年前と言われています。一方で約5000年前には古代エジプトで人に飼われていた明確な証拠がピラミッドの壁や装飾品などで多く見つかっており、エジプトでは動物を神の化身として飼育する習慣がありバステトのシンボルとして崇められていました。ミイラ化された猫のミトコンドリアDNAの比較を行った研究では2000~7500年前には既に家畜化されていたことが分かりました。
他の農用家畜や犬とは異なり、猫はげっ歯類を捕獲していたことから形態や行動の変化を必要とされませんでした。人馴れしない性質の個体は淘汰され、温順で人になつく個体が好まれ現在に至ります。品種によって毛の長さや色、体格は異なりますが変異はほとんどないとされています。
猫にはネテオニー1が見られそのことが人に可愛いと思わせ世話行動を引き出しました。
人に向かって「鳴く」「身体をこすりつける」「喉を鳴らす」行動は猫間ではほとんど見られない行動です。猫にとって人は親子同士のような感覚だと言われています。
品種
地域別
寒冷地域:大型、長毛
→ペルシャ、メインクーン、ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャット
温暖地域:中型、中毛
→アメリカンショートヘアー、ロシアンブルー、ターキッシュバン、ジャパニーズボブテイル、ブリティッシュショートヘアー、バーミーズ
熱帯地域:小型、スリム、短毛
→アビシニアン、シャム、シンガプーラ、バーミーズ
人為的作出
・ヒマラヤン → ペルシャの体型にシャムのシールポイント
・ソマリ → 長毛のアビシ二アンを固定
・バリニーズ → 長毛のシャムを固定
・トニキニーズ → シャムとバーミーズを交配化
突然変異の固定
・スコティッシュフォールド 垂れ耳
・アメリカンカール ねじれ耳
・デボンレックス 縮れ毛
・アメリカンワイアーヘアー 剛毛
・スフィンクス 無毛
・マンチカン 短足
・ジャパニーズボブテイル 短尾
・マンクス 無尾
最後に
性格は犬のように家畜目的が多くないため正確にはお伝え出来ませんが、経験上は大型の猫さんは小型より温厚で短毛種の小型(細身)の猫さんは警戒心が強く神経質な傾向に感じます。
色味ではグレーが短気な印象ですが飼い主さんは「こんなに怒るの!」といった意見も多いので緊張しやすいのかもしれないです。走ったり飛んだりする軽やか(パワフル)な猫さんがお好みでしたら大型より小型の方がお勧めです。
- 成熟しても子供じみた性質や行動が残存すること ↩︎
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